住宅の解体工事 アスベスト調査
2022年11月21日
住まいが古くなれば、住み替えや建替え等により、解体工事をします。
2022年4月からは、建物解体前にアスベスト(石綿)が使われているかの事前調査報告が必須となり、
アスベスト仕様の有無を行政機関に報告しチェックを受けることが義務付けになりました。
すなわち、
解体費用が増える。
大気汚染防止の観点から規制強化の流れです。
アスベストは「せきめん」や「いしわた」とも呼ばれる天然の鉱物繊維のことを言いますが、
だいたい昭和30年ごろから昭和の終わりごろまで使用されていた、
建物建材(スレート瓦、石膏ボード、吹付材など)に使用されていました。
アスベストの調査費用(1種類ごとに数万円がかかる)と除去費用が増えることになり、
撤去にも、専門の業者が防護服、防塵マスク、手袋などで全身装備して行います。
住んでいるうちは、飛散しないので健康被害はありませんが、
解体の際に、アスベストを含んだ製品から、
特有の細くて軽い繊維が飛散し人が吸い込むことで体に健康被害を与えます。
豊田市では、民間建物のアスベスト対策補助として、
調査・解体の補助金も用意されているので、解体が必要な際は負担軽減に利用できます。
分析調査に要した経費以内の額(1棟につき上限25万円)
除去等に要した経費の3分の2以内の額(1敷地につき上限180万円)
豊田市民間建築物吹付けアスベスト等対策補助事業|豊田市 (city.toyota.aichi.jp)