よくある住まいのお困りごと コウモリ
2023年04月10日
夕方になると、薄暗い空を飛んでいるコウモリ。
日本でよく見かけるのはアブラコウモリという種類で、
羽を折りたたむと
1cmの隙間でも楽々侵入することが出来てしまうため、
住宅の隙間あらゆるに入り込んでしまい、
困りごとを引き起こすことがあります。
住宅に入り込んだコウモリはその中で巣をつくり、
子供を産みます。
コウモリに寄生しているダニ・ノミを発生させたり、
糞尿をすることで、天井などにシミを作ったり。
それを原因に、
建物の老朽化を加速させてしまっていることもあります。
人に悪影響を与えるコウモリですが、
実は、鳥獣保護法という法律によって、
無許可での殺処理が法律で禁止されているのです。
7~8月の繁殖期に子供を出産を迎えると、
生まれて間もない子供は飛ぶことが出来ず1か月は母乳で生きています。
そのため、この時期に進入路の隙間をふさいでしまうと、
餌を取りに出た母コウモリが戻れなくなり、
子供コウモリはその場で死んでしまいます。
また、子を抱いている母コウモリは逃げようとはせず、
追い出しが困難でもあります。
忌避剤をまいてもしつこく集まってくるのはこの為です。
コウモリは一度住み始めてしまうと、
駆除しない限りずっと住み続けて、
引越しはあまりしない習性があります。
下記に当てはまる場合、コウモリが住み着いているかもしれません。
キーキー鳴き声が聞こえる
家の中や周辺に糞が落ちている(ネズミの糞と似ていて、少し小さい)
夏ごろから子育て時期に入ってしまい、駆除に適さないので、
4月から6月の間に対策をすることをおすすめします。
家のわずかな隙間を見つけて、侵入してきます。