屋根のカバー工事

2022年05月02日

屋根材の耐用の目安は2030年です。

 

新築時の屋根材にもよりますが、

近年多く使われている 「スレート屋根」なら約20年から30年で材質の劣化 が進み、

葺き替えや塗装のメンテナンスが必要になります。

 

 

今回は、33年のアパートの屋根リフォームです。

塗装して対応することも可能でしたが、

痛み具合や耐久性能を考えて、今回は新しい屋根材を上から被せるカバー工法で行います。

 

 

 

古いやね

結構、汚れています。

まず水洗いで汚れを取ります。

 

 

古いやね2

洗浄すると元の色がよく見えます。

劣化して、色むらが多数見られます。

 

 

やねざい

 

今回使用する屋根材。

サビに強いガルバリウム鋼板と同じ組成のジンカリウム鋼板の表面に

天然石粒を施してあります。

 

1㎡あたり7㎏と軽量で、従来の屋根材に比べて住宅に負担が少ない屋根材料です。

 

ガルバリウムなどの金属屋根も、すっきりとした見た目で軽いため人気ですが、

屋根表面の天然石粒があることで、

住宅内部への熱伝導を下げたり、

降った雨を拡散させるので金属板より防音性があるところがメリットです。

 

また、耐用年数は30~50年ほどと長いのも嬉しいポイント。

 

デメリットとして、選べるカラーが少ないですが、

今回はどんな外壁カラーにも合わせやすい、ブラック系で施工しました。

 

 

屋根カバー①

 

まず防水シート(青い色部分)を張り、屋根材を一枚ずつ釘止めしていきます。

 

 

新旧やね

どうですか?

リフレッシュして美しいです。

 

 

はりあがり

重ね葺き、貼りあがりです。

 

屋根面積が大きい共同住宅ですが、

屋根の上から被せたので今回は3~4日の短期間で施工完了です。

 

かなり日当たりのいい場所ですが、劣化や

台風や大雨による雨漏り・割れなどの心配は、しばらくしなくて済みそうです。